グラスピングテスト【ランナー膝の検査】

整形外科 - 徒手検査法(整形外科)
グラスピングテスト【ランナー膝の検査】

この記事では『グラスピングテスト(grasping test)』について解説していく。

 

グラスピングテストの方法・陽性所見・解釈

 

グラスピングテストの方法・陽性所見・解釈は以下の通り。

 

方法

  1. 患者は背臥位。
  2. 検者は母指で大腿骨外側上顆の上を通る腸脛靭帯を触知する。
  3. 検者は外側上顆より2~3cm近位で腸脛靭帯に圧迫を加えた状態(外側上顆に圧迫を加えるわけでは無い)を維持しつつ、膝関節を屈曲位から伸展させる。

 

 

 

陽性所見

  • (外側上顆部ではなく)圧痛部位に疼痛がある。
  • あるいは疼痛のため伸展できないこともある。
膝関節30°付近で痛みが出現することが多い。症状が強い場合はゴリゴリとした感じが指で触知出来る。

 

解釈

腸脛靭帯炎の可能性が示唆される。

 

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腸脛靭帯炎は、ランニングのように膝屈伸運動を繰り返し行うことによって、腸脛靭帯が大腿骨外側上顆と摩擦し、炎症(滑膜炎)を起こす。

その結果、大腿骨外側上顆周辺に限局した圧痛が出現する。

以下は腸脛靭帯炎についても言及した記事となるので、合わせて観覧すると理解が深まると思う。

⇒『【疾患まとめ】膝関節の疾患

 

以下の記事では、徒手整形外科的テストの一覧をまとめているので、合わせて観覧してみてほしい。

⇒『【まとめ】徒手整形外科的テストを整理しよう

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