膝蓋骨圧迫テスト(パテラグラインディングテスト)【膝の検査】

整形外科 - 徒手検査法(整形外科)

この記事では『パテラグラインディングテスト(Patella Grinding Test)』について記載している。

 

パテラグラインディングテストの方法・陽性所見・解釈

 

パテラグラインディングテストの方法・陽性所見・解釈は以下の通り。

 

方法

  1. 患者は背臥位でリラックスしておく(大腿四頭筋を弛緩させておく)。
  2. 検者は手根で「患者の膝蓋骨」を背側へ押し付ける(膝蓋骨を大腿骨へ押し付ける)。
  3. 検者は「押し付けた状態」を維持しつつ、頭尾側・内外側へと膝蓋骨を動かす。
動かし方は(規則的ではなく)縦横無尽でOK。強度は軽めから強めへ。

 

陽性所見

陽性所見としては以下などが挙げられる。

  • 関節面の摩擦が感じ取れる(客観的所見)。
  • 疼痛や違和感の出現(主観的所見)。

 

解釈

膝蓋大腿関節での障害を疑う。

膝蓋大腿関節において、膝蓋骨を大腿骨関節面に押し付ける(擦りつける)テスト。関節軟骨が消失して関節下骨が突出している人、(膝蓋大腿関節由来の)強い荷重時痛がある人などは、このテストをすると鋭い痛みを訴えることがある。

 

 

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以下は膝関節疾患に言及した記事となるので、合わせて観覧すると理解が深まると思う。

⇒『【疾患まとめ】膝関節の疾患

 

以下の記事では、徒手整形外科的テストの一覧をまとめているので、合わせて観覧してみてほしい。

⇒『【まとめ】徒手整形外科的テストを整理しよう

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