この記事では「足の太陰脾経(たいいんひけい)」について解説している。
足の太陰脾経(Spleen Meridian)
「足の太陰脾経」は、主に消化器系全般の疾患(胃腸障害、腹部膨満感、腹痛、嘔吐、便秘、消化不良など)、胃腸機能の低下に効果的とされている。
ちなみに「脾虚」とは脾の働きが弱くなった状態をと言い、食べても栄養が吸収されにくい状態を指し、「足の太陰脾経」へのアプローチが有効とされている。
足の太陰脾経
「足の太陰脾経」に所属する経穴は以下の通り。
※国際表記はSP。
- SP1:隠白(いんぱく)
- SP2:大都(だいと)⇔間違いやすい「大敦(だいとん)」
- SP3:太白(たいはく)
- SP4:公孫(こうそん)
- SP5:商丘(しょうきゅう)
- SP6:三陰交(さんいんこう)
- SP7:漏谷(ろうこく)
- SP8:地機(ちき)
- SP9:陰陵泉(いんりょうせん)
- SP10:血海(けっかい)
- SP11:箕門(きもん)
- SP12:衝門(しょうもん)
- SP13:府舎(ふしゃ)
- SP14:腹結(ふっけつ)
- SP15:大横(だいおう)
- SP16:腹哀(ふくあい)
- SP17:食竇(しょくとく)
- SP18:天溪(てんけい)
- SP19:胸郷(きょうきょう)
- SP20:周栄(しゅうえい)
- SP21:大包(だいほう)
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