この記事では、除脳硬直・除皮質硬直について解説していく。
イラストを交えながら解説しているので、硬直肢位についてもイメージしやすいと思う。
除脳硬直
除脳硬直は「中脳や橋が障害され、上部脳との連絡が立たれた場合に生じる姿勢」であり、姿勢の特徴は以下になる。
除皮質硬直
除皮質硬直は「広範囲の大脳半球(内包、基底核、視床など)の障害で生じる姿勢」であり、姿勢の特徴は以下になる。
除脳梗塞と除皮質梗塞の対比
最後に、除脳梗塞と除皮質梗塞の対比をイラストで示して終わりにする。
国試では「○○の肢位は除脳硬直か、徐皮質硬直か」が問われることが多い。
そして、「肘が伸展or屈曲」が特徴的なので、これで判断するようにしている。