外呼吸と内呼吸とは?【解糖系も解説】

専門用語解説

この記事では、外呼吸と内呼吸について解説していく。

 

内呼吸・外呼吸とは

 

生体が生命を維持するために必要なO2を生体内あるいは組織内に取り入れ、代謝の結果生じたCO2を組織外あるいは生体外に排出する機能を『呼吸』と呼ぶ。

 

そして「呼吸」には、以下のように『内呼吸』と『外呼吸』に分けられる。

 

外呼吸

O2CO2のガス交換のうち、外界の空気と血液との間のガス交換を『外呼吸(または肺呼吸』と呼ぶ。

 

内呼吸

O2CO2のガス交換のうち、血液と細胞との間のガス交換を『内呼吸(または組織呼吸』と呼ぶ。

 

 

内呼吸を深堀り

 

内呼吸を厳密に定義すると以下になる。

 

「内呼吸」とは「解糖とミトコンドリア内での02供給下で起こる反応」を指す。

 

内呼吸とは「細胞がグルコース(ブドウ糖)を分解してエネルギーを取り出す過程」なのでO2を必要とする。

 

そして内呼吸により生成されるATPは38。

 

ATPとは:

ATPは「アデノシン三リン酸」を指す。

高エネルギー化合物であり、加水分解してADPとリン酸になるときにエネルギーを出す。

 

解糖とは:

解糖(系)は「嫌気呼吸」と同義。

内呼吸のうち、細胞内の諸酵素の働きにより細胞質内でグルコースはピルビン酸となり2ATP生成する過程を『解糖』と呼ぶ。

02が不必要(無酸素)なのが特徴。

 

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