呼息と吸息の特徴
吸息 | 安静吸息時 |
主吸気(横隔膜、外肋間筋)の収縮。 横隔神経→横隔膜収縮→横隔膜沈下→胸郭拡大。 肋間神経→外肋間筋収縮→肋骨挙上→胸郭拡大 |
深呼吸時 | 補助呼吸筋(斜角筋、胸鎖乳突筋、大小菱形筋)の収縮 | |
呼息 | 安静呼息時 |
主吸息筋弛緩 (横隔膜弛緩→横隔膜挙上、外肋間筋弛緩→肋骨下制) |
深呼吸時 |
(=積極的・努力性呼息時)→内肋間筋収縮、腹壁筋収縮 |
呼吸の型
呼吸の型 | 腹式呼吸 | (=横隔膜呼吸)主に横隔膜の運動による、安静時の呼吸 |
胸式呼吸 | 主に肋間筋の運動による | |
胸腹式呼吸 | 腹式呼吸と胸式呼吸の共同、通常の呼吸 |
呼吸中枢は「延髄網様体」
反射性調節
反射性調節 |
へーリング・ブロイエルの反射(迷走神経反射)→吸息→肺の伸展受容器→迷走神経→呼吸中枢→吸息抑制→呼息 |
末梢化学受容器反射→O2分圧減少・CO2分圧増大・pH低下(H+増加)→頚動脈小体と大動脈小体→舌咽神経と迷走神経→呼吸中枢→呼吸運動の促進 |