【解剖学・生理学・病理学】ホルモンと疾患の因果関係

専門用語解説

 

器官

分泌組織

・細胞

ホルモン 作用 分泌異常
下垂体 前葉 成長ホルモン 骨の成長、タンパク質の同化促進

不足:小人症

 

過剰:

巨人症(成長期)

末端肥大症(成人)

乳腺刺激ホルモンプロラクチン  

 

卵胞刺激ホルモン(性腺刺激ホルモン) 卵胞の発育促進(女性)、精子形成の促進(男性)

不足:母乳不足

 

過剰:母乳の異常増加

黄体形成ホルモン(性腺刺激ホルモン) 排卵誘発、黄体形成(女性)、男性ホルモンの分泌(男性)

不足:性機能低下

※月経不順⇒女性

※不妊症⇒男性

甲状腺刺激ホルモン 甲状腺ホルモンの産生分泌促進

不足:甲状腺機能低下

 

過剰:

甲状腺機能亢進

バセドウ病

副甲状腺刺激ホルモン 副腎皮質の分泌機能促進

不足:

副腎皮質機能不全

アジソン病

 

過剰:

副腎皮質機能亢進

クッシング病

後葉 バゾプレッシン 血管収縮・水の再吸収促進 不足:尿崩症
甲状腺 濾胞細胞 サイロキシン 全身の代謝促進

不足:

クレチン病(子供)

粘液水腫(成人)

 

過剰:バセドウ病

上皮小体 ーーー パラソルモン 血中カルシウム濃度の上昇

不足:

テタニー(全身痙攣)

副腎皮質 束状帯 コルチゾール 糖新生(タンパク質分解)、抗炎症作用

不足:アジソン病

 

過剰:クッシング症候群

膵臓 β細胞 インスリン グリコーゲンとしての貯蔵、グルコースの利用促進 不足:糖尿病

 

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