肘屈曲テスト【尺骨神経麻痺の検査】

整形外科 - 徒手検査法(整形外科)

この記事では『肘屈曲テスト』について解説していく。

 

肘屈曲テストの方法・陽性所見・解釈

 

肘屈曲テストの方法・陽性所見・解釈は以下になる。

 

方法

  1. 患者に「肘関節の最大屈曲位」・「手関節の最大掌屈位」を指示する。
  2. この肢位を3分間保持してもらう。

 

所見

疼痛・異常感覚が生じる。

解釈

肘部管症候群(尺骨神経麻痺)の可能性を示唆する。

「肘屈曲位+手関節背屈位」で尺骨神経が伸ばされて緊張する。

上腕・前腕筋膜が緊張し、内側側副靭帯が膨隆するなどで肘部管が狭くなり、内圧が上がる。

 

その他の検査

肘屈曲以外の「尺骨神経麻痺検査」としては以下がある。

 

 

関連記事

 

以下は肘部管症候群(尺骨神経麻痺)についても言及した記事となるので、合わせて観覧すると理解が深まると思う。

⇒『【疾患まとめ】胸郭出口症候群+上肢の絞扼神経障害

 

以下の記事では、徒手整形外科的テストの一覧をまとめているので、合わせて観覧してみてほしい。

⇒『【まとめ】徒手整形外科的テストを整理しよう

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