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セクレチン・コレシストキニンの役割を整理しよう (+胆汁と膵液の分泌経路)

専門用語解説

この記事では小腸から分泌されるホルモンであるセクレチン・コレシストキニンについ、類似点・違いについて記載していく。

 

目次

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セクレチン・コレシストキニンの役割(+違い)

 

十二指腸および上部空腸の粘膜の内分泌細胞からセクレチンとコレシストキニンというホルモンが分泌される。

 

セクレチン・コレシストキニンの特徴は以下の通りで、違いも含めて十分理解しておこう。

 

  膵液 胆汁 胃酸
セクレチン

NaC3(アルカリ液)に富む膵液分泌を促進

胆汁の生成促進 抑制
コレシストキニン

消化酵素に富む膵液分泌を促進

胆のう収縮(排泄)

を促進

抑制

 

 

胆汁と膵液の分泌経路

 

胆汁の生成から排出までの経路は以下になる。

  1. 胆汁は肝細胞で生成され、肝管→胆嚢管を経て胆嚢に送られる。
  2. 胆嚢に送られた胆汁は、一時的に蓄えられ濃縮される。
  3. その後、食事の際に胆嚢が収縮することで、胆汁は肝管→総胆管を通り、膵液と合流しつつ、十二指腸開口部へ排出される(開口部にある「オッディーの括約筋」が弛緩する)。
つまり胆管は、「胆汁が胆嚢へ入るとき」「胆汁が胆嚢から出るとき」両方の通路となる。

 

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以下の記事は、栄養素の主な消化過程を一覧表にして紹介している。

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