「肝炎の違い(A・B・C・D・E型肝炎の違い)」の覚え方

専門用語解説

この記事では、肝炎(A・B・C・D・E型肝炎)各々の概要についての覚え方を掲載している。

 

肝炎ウィルスの概要

 

肝炎ウィルスで言われている概要は以下である。

 

  A型 B型 C型 D型 E型
  RNA DNA RNA RNA RNA
感染経路 経口

血液

性交

血液 血液 経口
潜伏期間 ~30日 1~3カ月 30~60日 1~3カ月 2~6週
劇症化 あり(高齢者) あり まれ あり あり
慢性化 なし あり あり あり なし
キャリア率 0% 1~2% 1~2% まれ 0%
予防

免疫グロブリン

HAワクチン

HBs免疫グロブリン

HBワクチン

なし HBワクチン なし

 

もちろん、上記を丸暗記しても良いのだが、まずは以下で要点だけでも違いを把握しておくことをおススメする。

 

 

  1. まずは、A~Eを縦に並べる。
  2. その状態において、A(一番上)とE(一番下)は、それぞれアナルとイートで経口と覚える。
  3. それ以外(B・C・D)は血液感染と覚える。
  4. 更にC(一番真ん中=センター)は慢性になり易いと覚える。

 

関連記事

 

⇒『肝・胆・膵疾患 | 臨床医学各論

関連記事