この記事では、歩行周期と異常歩行について解説している。
歩行周期
歩行周期は「立脚期」と「遊脚期」に分類され、以下の通り。
- 踵接地(立脚期)
- 足底接地(立脚期)
- 立脚中期(立脚期)
- 踵離地(立脚期)
- 足趾離地(立脚期)
- 加速期(遊脚期)
- 遊脚中期(遊脚期)
- 減速期(遊脚期)
跛行の種類
跛行の種類として以下などが挙げられる。
墜下性跛行(=墜落性跛行)
墜下性跛行には以下が該当する。
- 硬性墜下性跛行⇒脚長差で生じる。
- 柔性墜下性跛行⇒中殿筋弱化によるトレンデレンブルグ徴候などが該当。
間歇性跛行
間歇性跛行は、連続歩行で徐々に(足のダルさなどにより)歩けなくなるが、少し休憩すると再び歩けるようになる歩行を指す。
閉塞性動脈硬化症や脊柱管狭窄症で生じる。
随意性跛行
無意識で跛行しているが、指摘されるとなおる歩行を指す。
結核性股関節炎やヘルペス病が該当。
痙性跛行
錐体路障害によって生じる様々な跛行の総称。
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