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1年目5月【読書感想文】:プラーナへの考察(長生術・純宏法師)

学生生活 - 学生生活 - 1年目

ゴールデンウィークの課題として「学校が指定した本の読書感想文」がありました。

 

作成したものを、一部改変して掲載しておきます。

 

読書感想文(長生術・プラーナ・純宏法師)

 

長生術の創始者である純宏法師が、どのような流れで施術家になり生きたのかが知れて興味深かったです。

 

 

最初は「他者を助けたい」という奉仕の精神から入り、その徳を得て、周囲から感謝され、本格的な施術家の道を歩んでいく。

これは最近盛んに言われている(Give and Takeではなく)圧倒的なGiveの精神と似ていると感じます。

この本を読み、改めて私も「相手へのGiveの精神」を大切にしていきたいと思いました。

 

 

また最近の研究では、人間が一番幸せを感じるときは「何かを与えてもらう時」「お金をもらう時」などよりも、「自発的に相手へGiveする時」だと言われているのを思い出しました。

もちろん注意点として「誰かに命令、促されてのGive」ではなく「自身の内面から湧き出た気持からのGive」でなければ意味がなく、だからこそまずは「嫌なことは断る勇気を持ったうえでのGive」である必要はあるわけですが。

いずれにしても純宏法師は、家族・弟子に囲まれ、多くの人々に慕われ愛された幸福な人生だったのだろうと羨ましく感じました。

そして私も、(規模は違うにしても)私に関わる一人でも多くの人々を幸せにできるような人格形成に努めていきたいと感じました。

 

 

施術に関しては、失敗談(患側の症状は改善したが、反対側の腕の力が入らなくなってしまった)などのエピソードも交えながら語られていた点が面白かったです。

本の中では純宏法師の偉大さが多く語られており、それらの業績はすごいとは思うのですが、私はむしろ「施術を失敗したかとヒヤヒヤした」であったりな「純宏法師も私たちと同じ人間なんだ」と思わせてもらえるような人間味のあるエピソードの方が印象深かったです。

そして、同じ人間だと思えたからこそ、少しでも純宏法師へ近づくためのモチベーションを高めることが出来たと思います。

 

 

また、これらのエピソードを踏まえたうえで、施術に慢心することへの警鐘を鳴らしつつ、絶えず患者の症状を洞察し、施術を試行錯誤して効果を検証していく姿勢は、見習うべき姿勢として非常に感銘を受けました。

 

 

プラーナに関しては、長生術の創始者である純宏法師の解釈に触れることが出来たのが有意義でした。

施術におけるプラーナの位置付けは、大まかに(東洋医学でいうところの)「気」のようなものだと理解しています。

そして恐らく、長生学園の先生方・上級生も大まかには同じように受け止めているのではと感じます。

この本では、(くり返しになりますが)長生術の創始者である純宏法師が考えるプラーナの解釈について、時には相撲や競馬の予想にも使われており、興味深かったです。本を読んだうえでの私なりの「プラーナを高めるために必要な要素」は以下の4つだと感じました。

 

  1. プラーナを自分自身が信じていること
  2. 触れただけで相手に気持ち良いと思ってもらえるほどに出来上がった施術家の手・技術
  3. 相手を良くしてあげたいと強く思う気持ち
  4. 「相手との信頼関係が構築されている」という下地
  5. 「自身の施術・価値観が絶対的に正しいのだ」という圧倒的なまでの先入観・自信

 

この5条件が揃い、実際の施術効果以上の効果が発揮できた際に「プラーナも相手に伝わった」と解釈できるのではと感じています。

※この5条件のうち、多くが揃うほどにプラーナが発揮されるのではと感じます。

※遠隔治療にも言及されているので①③④⑤が特に重要なのかもしれません。

 

あくまで現時点での解釈であり、私も学校を卒業するまでに自分なりのプラーナに関する解釈を見出していきたいと思っています。

いずれにしても、学ばなければならないことが山積だと思うと同時に、不器用な私が卒業までにどれだけのことが取得できるのかを考えると不安になります。

ですが、動かなければ始まりませんし、この3年間で多くのことを自発的に吸収していく姿勢を持ち続けたいと思います。

 

 

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以下は、「入学直前」「1年生」「2年生」「3年生」における日記・備忘録を記した記事をまとめてある。

 

入学前の日記

 

 

1年生の日記

 

 

2年生の日記

 

 

3年生の日記

 

 

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